御島崎の海の真ん中に鎮座する、香椎宮の末社である『御島神社』の例大祭が、旧暦８月１５日（今年は９月２１日(火)）に、香椎宮の宮司、神官により粛々と執り行われました。コロナ禍で、神事は広く告知はされていませんでしたが、数人の方が見守ってくださいました。昔は、干潮時に海岸近くの鳥居から祠（ほこら）まで道ができ、容易に行き来ができたそうですが、地球温暖化の影響か、ここ数年でも干潮時の潮位が高くなっているように感じます。大潮で干潮の時刻を捉えて行う神事とはいえ、祠までの行き来は牡蠣殻と泥との悪戦苦闘で、まるで禊（みそぎ）をしているようでした。
